-連載- ショートヘアと、裸眼の季節。 ---真綾×青山裕企--- vol.1
──ショートヘアのどういったところが魅力なんでしょうか?
「私はもともとロングヘアだったんです。で、中学3年生の冬までは、お尻に届くぐらいの長さで、ものすごく長かったんです。それで、ツインテールで学校に行ってたんです」
──それはそれでとてもインパクトがあるというか、二次元っぽい感じというか、アニメっぽいというか…。
「親友がずっとツインテールで、2人で一緒にツインテールにしようってなって…。別に何があったとかではなくて、私がズボラで面倒くさがりだったので。ドライヤーをしない日もあったりするくらいで。髪の毛切っちゃえ! と思って、耳くらいまで一気に切っちゃったんですよ」
──バサッと?
「バサッと。ボブヘアとか通り越して、ショートヘアにしたんです」
──いきなりショートヘアに?
「いきなりショートヘアにしたらもう、止まらなくなっちゃって(笑)」
──最初にショートヘアにしようと思ったのは、憧れとか、こういう人になりたいではなくて?
「ただ面倒くさくなって(笑)」
──(笑)
「髪を洗ったりするのが面倒くさくなったりしたので」
──衝動的な感じですか?
「そうですね」
──前から面倒くさいな、切りたいなと思ってた?
「思ってました」
──で、ある時にバサッといっちゃったんだ?
「バサッと切っちゃいましたね。で、切ったら、今まで男子からいじられキャラだったりしたんですが、それが全く無くなって。逆に可愛がられるようになりました」
──すごい変化だよね。
「その時に、私はロングヘアよりショートヘアの方が似合うということに気付いて」
──ショートヘアが似合うからとか可愛いからとかじゃなくて、とりあえず面倒で切ってみたら、似合うじゃん、と。それに周りの評判もいいし。でも裏返すと、髪型だけで周りの接し方が変わるのか、と思いませんでした?
「思いましたね」
──もちろん、誰しも同じことをやって、同じ結果になるとは思えないんですね。やっぱり真綾さんの隠れていた魅力が出てきたっていうことなんじゃないかなと思います。
「本当に可愛い子でも、顔の形とかでショートヘアが似合わない子もいるので、ある意味ショートヘアが似合う自分を誇りに思いますね」
──選ばれし子しか、ショートヘアでいられないのかなと(笑)。
「(笑)」
vol.2に、続きます!(2019年10月18日金曜10時 更新予定)
* 本連載は、cakesでも同時公開しています。
写真集『裸眼の季節』(撮影:青山裕企)
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