-連載- ショートヘアは、青春の一頁。 ---新潟美少女図鑑×青山裕企--- vol.5
──ショートヘアにしてから、何年くらい経ちますか?
「短くして、今年の夏で一年になります」
──それまでは、どれくらいの長さでしたか?
「ボブでした」
──最近は、ショートにしました! と言って、ボブぐらいにしている人も結構いたりすると思うのですが、ボブから今の長さにするのって、全然気分は違いますか?
「全然違いますね」
──ボブにしてた頃は、自分の中でショートヘアだという感覚はありましたか?
「いや、ボブはボブですね。ショートに挑戦したかったけど、自分に自信がないから、ボブなら誰でも似合うかなと思って」
──なるほど。そういう気持ちでボブにする子も、結構いそうですよね。そんななか、思いきって短くしてみたのは、何かあったのでしょうか?
「思いきって短くすれば、自分に自信がつくかなって思ったんです」
──一度はボブで妥協? したのを、覚悟を決めたんですね。で、実際思いきってみて、いかがでしたか?
「私の短い髪を見て、学校の人や、地元の人とか、家族も、ショートにしてくれる子が増えたんです」
──周りに影響を与えられる存在になれたんですね。
「家族も、お姉ちゃんもお母さんも。すごい嬉しかったですね」
──すごい影響力ですね! それはもう、自信を持っていいんじゃないですか? 真似したいって思われるなんて、もうカリスマですよね。きっと、周りからもショートヘア似合うねって、言葉もあったんじゃないですか?
「たくさん言ってもらいました」
──自信も、つきましたよね?
「少し……ですが、自信を持って歩いていいんだって思えました。ボブの頃は、ずっと下を向いて歩いてたんです」
──そうなんだ。ボブって、結構顔を隠せるじゃないですか?
「そうですね。だから、隠してました。うつむいて……」
vol.6に、続きます!(2019年7月29日月曜10時 更新予定)
* 本連載は、cakesでも同時公開しています。
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